アップル、iPhone 18 ProにA20 Proチップ搭載か
高速化と省電力化で高負荷ゲームにも対応
可変絞りで夜景がよりクリアに、暗所性能の底上げも

今秋に発売されるとみられるiPhone 18 Proに、6つの新機能が盛り込まれる見通しだ。歴代でも最上位級の性能がうたわれる一方、端末の「重さ」という現実的な課題が残る。
28日、9to5Macなど複数の海外メディアによると、A20 ProチップはiPhone 18 Proの中核となるアップグレードの一つとされる。半導体業界で「夢の工程」ともいわれる2ナノメートル(nm)プロセスが初めて採用される可能性がある。
一般に、nmの数字が小さいほど回路をより高密度に設計でき、処理速度の向上と消費電力の低減が見込める。現行の3nmプロセスと比べ、データ処理は約15%速くなり、消費電力は最大30%減るとの予測も出ている。高負荷のゲームや重いアプリでも、動作のもたつきが抑えられるという説明だ。
さらに、複数の半導体チップを一体でパッケージ化するウェハーレベル・マルチチップモジュール(WMCM)の採用が取り沙汰されている。これにより性能と効率に加え、AI処理能力も大きく底上げされると期待されている。
2つ目は、iPhoneシリーズとして初搭載になる可能性がある可変絞り技術だ。日中の強い光では絞りを絞って解像感を高め、暗所では絞りを開いてより多くの光を取り込む仕組みで、ノイズの少ない夜景に加え、人物撮影の背景ボケ(ボケ味)も自然になるとされる。

3つ目として、画面上部の「Dynamic Island」が小型化される見込みだ。Dynamic Islandは上部の黒いカプセル状エリアを指す。センサーの小型化技術により、前面カメラとFace ID関連センサーが占める領域を大幅に縮めたとの見方がある。
4つ目は、前モデルで導入された「カメラコントロール」ボタンの刷新だ。タッチ感度が高く誤作動しやすいという指摘を踏まえ、改良が加えられるとみられている。押し込んだ際の「カチッ」という物理的フィードバックが強まり、カメラ起動、フォーカス固定、ズーム調整などの操作も直感的になるという。デジタルカメラのシャッターに近い感触を狙う形だ。
5つ目は、通信チップ(モデム)の自社設計である。新たな「C2モデム」は、地下鉄や大型商業施設、混雑するイベント会場など、通信が不安定になりやすい環境でも速度の安定性を保つ点が特徴と説明されている。
最後に、iPhoneとして初めて5,000mAh以上の大容量バッテリーが搭載される可能性がある。1日を通してバッテリー不足を感じにくい端末を目指す狙いだという。
もっとも、性能強化と大容量バッテリーを両立させるには内部の部品密度が上がり、重量増は避けにくい。とりわけPro Maxは、これまで最重量級だったiPhone 13 Pro MaxとiPhone 14 Pro Maxの240gを上回るとの観測が強い。手首の疲労という代償を受け入れてでも、技術的な到達点を選ぶユーザーがどれほどいるかが焦点になりそうだ。
デザイン面でも変化が指摘されている。いわゆるカメラの出っ張り(バンプ)の境界が目立ちにくくなり、背面ガラスからカメラレンズ部分まで一体でつながる、なだらかな曲線デザインになるとの見方がある。新色としてコーヒーブラウン、パープル、バーガンディなどを試しているとも報じられているが、最終的な色は固まっていない。













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