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軍トップ失脚の直後、中国で「トラ」級幹部が連続失脚──粛清はどこまで広がるのか

望月博樹 アクセス  

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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中国の軍制服組トップ、中央軍事委員会副主席で共産党政治局員の張又俠氏が突如失脚された後、「トラ(大臣・次官級の大物)」2名が相次いで失脚し、中国社会全般に大規模な「反腐敗粛清」の風が吹いている。

中国官営・新華社などによると、国家災害対応を総括する応急管理部の王祥喜部長(64)が「重大な規律・法律違反」の容疑で捜査当局の調査を受けているという。湖北省出身の王部長は鉱山エンジニア出身の官僚だ。湖北省で長年勤務し、湖北省煤炭工業庁の副庁長や中国共産党中央政法委員会の書記などの要職を歴任した。

大手国有エネルギー企業である国家能源投資集団の理事長を務め、2022年に中華人民共和国応急管理部部長に就任した。応急管理部は2018年に大規模な政府組織改編を通じて新設された省庁で、自然災害や産業安全、緊急対応など中国のすべての災害管理機能を統合した核心機関だ。

中国は高位公職者に対する腐敗捜査着手の事実を発表する際、通常「重大な規律・法律違反」という表現を使用する。これは捜査当局が関連物証を確保した状態で調査が開始されたことを意味する。その後、調査結果は人民検察院に送付され、司法処理手続きが進むのが一般的だ。

先月29日には、全人代社会建設委副主任委員の孫紹騁氏(65)が規律違反の容疑で調査を受けているという報道が出た。孫氏は第19・20期党中央委員(序列205名以内)で、2022年4月から昨年9月まで内モンゴル自治区の党委員会書記を務めた。

これにより、中国の習近平国家主席が強力に推進してきた反腐敗運動は軍部を越え、党と政府組織にも広がり、再び力を得る形になっている。先月24日、中国国防部は軍部の最高位級人事である張副主席と劉振立・連合参謀長が腐敗の容疑で調査を受けていると発表し、波紋を呼んだ。

中国では前・現職の高位官僚を対象とした腐敗疑惑の調査を「退治」と呼ぶ。1952年、毛沢東氏が「三反運動(反腐敗・反浪費・反官僚主義)」を展開し、腐敗勢力を虎(トラ)に例えたことに由来する。

その後、習主席が2013年に第18期中央紀律検査委員会全体会議で「トラとハエを一緒に叩け」と言及し、政治用語として定着した。「トラ」は部長・次官級の幹部、国有企業幹部、軍の高位層など権力上層部の腐敗を指し、「ハエ」は末端の腐敗公務員を指す。

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