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フランスのAirbnbに2mの衛星アンテナ設置

今年1月31日、フランス南西部ジロンド県にあるAirbnbの宿泊施設で、中国人4人が逮捕された。逮捕のきっかけとなったのは、普通の田舎の宿泊施設の庭に突如設置された直径2メートルの大型衛星アンテナだった。

近隣住民は「宿泊施設には不釣り合いな奇妙なアンテナ」と不審に感じ、同時期に繰り返されたインターネット障害とあわせて当局に通報した。フランス国内治安総局(DGSI)は、彼らがこの施設に機器を設置し、フランス国家機関が使用する周波数に接続して軍事・衛星データの窃取を試みた疑いがあるとみて調査している。

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無線通信エンジニアを装った中国人スパイ容疑者

逮捕された4人は、ビザ申請時に自らを「無線通信エンジニア」と名乗っていた。宿泊施設内部に複数台のコンピュータや通信機器を設置したうえで、アンテナを通じてスターリンク(Starlink)ネットワークやフランス軍関連データを傍受しようとした疑いがかけられている。

さらに別の中国人2人も、同施設へ移動中に別途逮捕された。フランス検察庁は、彼らが違法スパイ機器を持ち込んだ共犯とみて捜査を進めており、現在パリ検察庁は「国家利益を害する敏感情報漏洩・データ窃盗」の疑いで正式に捜査を行っている。

引用:SNS
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中国外交部、「悪意のある中傷」と反発

事件がフランスのメディアやロイター通信、AFP通信で報じられると、中国外交部は直ちに「根拠のない悪意のある中傷だ」と反発した。中国側は、今回の逮捕を「中国人をスパイに仕立て上げる西側の政治的攻勢だ」と位置付ける立場を示している。

一方、フランスの捜査当局は、「どのデータが実際に漏洩したかは、追加のフォレンジック調査で明らかにする問題だ」と説明し、基地局や衛星、軍通信網に対する広範な調査を進めている。

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米ラスベガスでも「違法生物学実験室」疑惑

ヨーロッパにとどまらず、米国でも中国と関連するとみられる疑わしいAirbnb利用事例が相次いでいる。ネバダ州ラスベガス近郊では、共有宿泊施設の建物内に登録や申告が一切されていない生物学実験施設が発見され、米連邦捜査局(FBI)が調査に着手したと報じられた。

現時点で正確な国籍や背後組織は不明だが、現地では「中国と関連した違法バイオ研究や情報収集拠点」の可能性が指摘されている。パンデミック以降、米国の情報・保健当局は、中国発の生物学・データ関連活動を特に敏感に監視している。

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引用:YouTube

なぜAirbnbがスパイの「基地」となったのか

Airbnbはホテルに比べ、匿名性が高く、自由に移動・利用できる特性を持つうえ、機器の持ち込みや設置に対する監視も十分ではない。短期間の賃貸後に機器を設置し、すぐに撤収すれば、痕跡が残りにくい点も悪用の要因とされる。

また、中国は自国内でAirbnbなどの宿泊プラットフォームを通じて外国人宿泊客の情報を広範に収集してきたと批判されてきた。こうした経験を踏まえ、海外でも宿泊インフラを利用した情報・データ収集作戦を展開している可能性が指摘されている。

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西側諸国が安全規制の強化に乗り出す

フランスは今回の事件を受け、軍事施設周辺の民間宿泊施設に対するモニタリングを強化するとともに、大型アンテナや通信機器の設置時に申告義務を課す方針を検討している。アメリカも、Airbnbなどの共有宿泊施設が違法研究や情報収集の拠点として悪用される事例を防ぐため、連邦・州レベルでの規制や捜査協力を拡大している。

専門家は、「中国は公式外交や留学生、実業家に続き、今度は共有宿泊プラットフォームまで情報戦の手段として活用している」と指摘し、民間インフラを狙ったスパイ活動に対応する新たな安全パラダイムの構築が必要だと警告している。

梶原圭介
梶原圭介

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