引用:Newsis
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アップルが、中国市場での販売不振を挽回するため、大規模な値下げに踏み切った。

香港紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」によると、アップルは中国の公式オンラインストアおよび実店舗で、一部製品の価格を引き下げると発表したという。値下げの対象は、iPhone 16とiPhone 16 Plusをはじめ、特定のMacBook、iPad、Apple Watch、AirPodsの各モデルで、割引額は最大1,000元(約2万2000円)に達するという。

今回の措置は、今月初めに実施した割引に続く追加の販促策となる。アップルは今月4日から7日までの期間にも、一部製品を対象に最大800元(約1万7000円)の値下げを実施していた。

市場調査会社カウンターポイント・リサーチのイバン・ラム上級アナリストは、「アップルは年末以降続く販売減少を挽回するため、中国の大型連休を前に消費需要の喚起に力を入れている」と分析した。そのうえで、「2025年第4四半期の中国市場におけるアップルの販売台数は前月比で減少したものの、新型「iPhone 17」シリーズの好調に支えられ、同期間の市場シェアは22%と首位を維持した」と説明した。

同期間の中国スマートフォン市場では、アップルに続き、OPPO、Vivo、ファーウェイ、シャオミ(Xiaomi)が上位を占めた。市場全体は、需要の低迷や原価負担の増加などを背景に、前年同期比で1.6%縮小し、年間出荷量もわずかに減少した。

ラム氏は、中国政府が実施している消費促進の補助金政策が、一部の競合他社に有利に働いたと指摘する。スマートフォンやタブレット、ウェアラブル端末のうち、6,000元(約13万円)以下の製品が補助金の対象となる一方、アップルの高価格帯プロモデルの多くは基準から外れているためだ。また、アップルによる今回の価格調整について、「連休期の消費動向を取り込み、市場シェアを維持するための戦略的な判断だ」と評価した。

中国では今年から、自動車や家電、消費者向け電子機器の購入を後押しする国家補助金制度が再開されている。この制度では、スマートフォンやタブレット、スマートウォッチ、AI関連機器などを対象に、価格条件を満たせば最大15%、上限500元(約1万1,000円)の補助を受けることができるという。

織田昌大
織田昌大

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