メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「国際法?そんなもの誰が守るんだ」──米国とイスラエルのイラン空爆で噴き出した“国際法無力論”

梶原圭介 アクセス  

引用:米中央軍 X キャプチャー
引用:米中央軍 X キャプチャー

米国とイスラエルによるイラン空爆をめぐり、国際法違反ではないかとの議論が激化している。国際機関が声明を発表するなど反対の動きはあるものの、実質的な拡大防止にはつながっておらず、国際法や条約が紛争解決の機能を失いつつあるとの「無力論」も浮上している。

4日、法曹関係者などによると、今回のイラン空爆は国際法上の自衛権の範囲を超える先制攻撃に当たる可能性があり、戦時下でも民間人保護を義務付ける国際人道法の規定が順守されていない点から、違法性が高いとの見方が出ているとのことだ。

これに関連し、ドナルド・トランプ米大統領は前日、「イランが先に攻撃を仕掛けようとする兆候を確信したため、先制攻撃に踏み切った」と主張した。しかし、これまでに明らかになっている事実関係では、イランが先に武力攻撃を試みたことを示す証拠は確認されておらず、トランプ大統領の主張に対する信憑性は低いとの見方が大勢を占めている。

韓国の亜州大学法学専門大学院のソ・ビョンチョン教授は、「国際法上の自衛権が認められるのは、相手による先制攻撃があった場合や、例外的に相手の攻撃が差し迫っていることを示す具体的な証拠がある場合、あるいは予想される攻撃の規模が自国の自衛権を根底から脅かすほど重大であると明確に認められる場合に限られる」と指摘した。そのうえで、「(トランプ大統領の主張は)予防的自衛権を行使したとの論理で攻撃を正当化しようとする試みだ」と説明した。

仮に違法性が立証されたとしても、これを制裁する手段が乏しいことから、国際法はもはや実効性を失っているのではないかとの懐疑的な見方も出ている。ソ教授は、「現状では、たとえ国際連合安全保障理事会で決議が採択されたとしても、強制力や拘束力のある制裁を科すことは難しい」とし、「米国は国際刑事裁判所の締約国ではないため、国際法廷で裁くこともできない」と述べた。

フリードリヒ・メルツ独首相は1日の記者会見で、米国によるイラン攻撃を支持する立場を示し、「国際法は今回の事態にほとんど影響を及ぼさないだろう。とりわけ、それらの法が実質的な後続措置を伴わないままに終わるのであれば、なおさらだ」と指摘した。

ソウル大学法学専門大学院のイ・ジェミン教授は、「今回のイラン事態は、国際法の威信低下を正面から浮き彫りにした出来事だ」と述べ、「対立が一段落すれば国際規範の再整備が進められるべきだが、国際情勢があまりにも厳しいため、直ちに意味のある成果を期待するのは難しい。国際秩序が十分に機能しないアノミー状態に陥る可能性もある」との見通しを示した。

匿名を条件に取材に応じた国際法専門家は、「国際法の最大の規範的限界は、違反があった場合にそれを担保する強制力が十分に確保されていない点にある」とし、「現在の地政学的秩序の下では、形式的な法理よりも実質的な力関係が優先されざるを得ない」と分析した。

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 米国が欧州核配備拡大検討、NATO東側で関心高まる
  • 米軍縮小への不安の中で…ポーランド・バルト諸国が注目する「核共有」拡大案
  • ロシアが大規模空襲直後に停戦言及、撤退要求で圧力強化
  • 「大規模な補助金がグローバル市場を歪める」OECDが中国に突きつけた20年分の証拠
  • 幽霊会社まで動員して輸出規制を迂回! 中国軍のNVIDIAチップ調達500回超が暴かれた
  • 「OECDが突きつけた20年の証拠」中国が補助金8倍で築いた市場支配の全貌

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • “世紀のウェディング” デュア・リパが俳優カラム・ターナーと結婚、ロンドンの由緒あるホールで挙式
  • 「命がけで産む意味がわかった」23歳年下妻と結婚した55歳タレント、帝王切開の痛みが残る中で第二子を検討中
  • ロシアが大規模空襲直後に停戦言及、撤退要求で圧力強化
  • 「自殺目的」は作り話だったのか…女子高生殺害の23歳男、検察が見抜いた“本当の狙い”

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • “世紀のウェディング” デュア・リパが俳優カラム・ターナーと結婚、ロンドンの由緒あるホールで挙式
  • 「命がけで産む意味がわかった」23歳年下妻と結婚した55歳タレント、帝王切開の痛みが残る中で第二子を検討中
  • ロシアが大規模空襲直後に停戦言及、撤退要求で圧力強化
  • 「自殺目的」は作り話だったのか…女子高生殺害の23歳男、検察が見抜いた“本当の狙い”

おすすめニュース

  • 1
    「こんなタコは見たことがない」ガラパゴス深海1800mで発見…ゴルフボールサイズの“青い新種ミニタコ”

    トレンド 

  • 2
    「先に行くよ」の一言で彼女を山に置き去り…命の危険まで招く“登山破局男”の心理とは

    トレンド 

  • 3
    「頭頂部を高くすれば小顔で若く見える?」…頭皮を切開し穴まで開ける“頭の美容整形”に危険性の指摘も

    ヒント 

  • 4
    GMのAI革命「夜通し計算が1分に」…自動車開発の第3段階で業界の常識を覆す

    モビリティー 

  • 5
    宿泊客の「ドライヤー放置」に衝撃、ホテル火災寸前でSNS話題に

    トレンド 

話題

  • 1
    「月1万個の廃棄品を削減」日本自動車業界が不良品基準を大幅緩和、その背景とは

    モビリティー 

  • 2
    なぜ公衆トイレの便座はU字型なのか?

    トレンド 

  • 3
    「中国も真似しないデザイン」フェラーリ初EV論争にランボルギーニCEOが参戦

    モビリティー 

  • 4
    「ここは食堂ではない」空港の授乳室でカップ麺を食べる中国人観光客…SNS拡散で迷惑利用に波紋

    トレンド 

  • 5
    子どもへの初めての車選び、IIHSとコンシューマーレポートが推奨する安全モデルとは

    モビリティー 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]