米第7艦隊のイージス艦で火災、数時間にわたり動力喪失

米海軍のアーレイ・バーク級イージス誘導ミサイル駆逐艦ヒギンズで火災が発生し、数時間にわたり動力と推進力が喪失する事態が起きた。
2日(現地時間)CNNによると、米第7艦隊のマシュー・コマー報道官(中佐)は声明で「ヒギンズは艦全体で電力を喪失する状況に陥った」と明らかにしたという。そのうえで「初期報告では電気系統の不具合が原因とみられる。火花や煙が発生したが電力遮断後に収まった」と説明した。
現在はヒギンズの電力と推進力はいずれも回復しているという。米海軍は今回の事案がインド太平洋軍の管轄区域内のどの海域で発生したかについては明らかにしていない。
米国防総省関係者はCNNに対し、電力と推進力の喪失が数時間続いたと述べた。
海軍の専門家はレーダーや戦闘防御システムが機能しない状態で艦艇が航行不能に陥ることは重大な問題だと指摘している。
元米海軍大佐のカール・シュスター氏は「軍艦は無力化され、電子的には盲目の状態で航行もできなくなる」とし「非常用ディーゼル発電機では通信や空調など最低限の機能しか維持できない」と述べた。
ヒギンズ艦は1999年に就役した全長154メートル、排水量約8,400トン、乗員約300人の艦艇でイージス戦闘システムを搭載し、トマホーク巡航ミサイルなどを発射可能な垂直発射装置を備えている。
ヒギンズ艦が属するアーレイ・バーク級は米海軍水上艦隊の中核で、現在70隻以上が運用されている。
一方、米海軍の空母ジェラルド・R・フォードでも今年3月、艦内の洗濯区画で火災が発生し、乗組員2人が軽傷を負う事案があった。













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