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「性的暴行を受ける女性受刑者たちの悲鳴が絶えなかった」…イランの“人権蹂躙の実態”を暴露

荒巻俊 アクセス  

引用:Daum
引用:Daum

イランで政権に反対したことを理由に実刑判決を受け、収監されていた女性が、イランの刑務所で行われていた人権侵害の実態を証言した。

英紙デイリー・メールが10日に報じたところによると、シャブナム・マダザデさん(38)は21歳だった2009年、懲役5年の判決を受け、独房に収監された。

マダザデさんは「収監されるとすぐにすべての所持品を没収され、昼か夜かも分からない場所で生活した」と振り返った。そのうえで、「私が収監されていたエビン刑務所では、暴力や性的被害に苦しむ女性たちの悲鳴が絶えなかった」と主張した。

さらに「女性受刑者たちは悲鳴を上げ、泣き叫び、助けを求めていた。時には、その声が自分の家族のものではないかと思った」と話した。マダザデさんは、看守らが女性たちの叫び声をほかの受刑者に聞かせ、精神的に追い詰めようとしていたと訴えている。

マダザデさん自身も深刻な暴力に苦しんだという。尋問官らは彼女を殴りながら、「われわれはお前に何をしてもいい。誰もお前の声を聞くことはできない」と脅した。反政府団体との関係を自白するよう迫ったとされる。

マダザデさんが自白を拒むと、尋問官らは彼女の兄を連れてきて脅した。2人を処刑すると言って脅迫し、目の前で暴力を振るったという。

引用:Daum
引用:Daum

収監生活を終えてから10年以上が過ぎた今も、マダザデさんは刑務所で目にした出来事の記憶から逃れられずにいる。

マダザデさんは「ほかの受刑者から、尋問中に性的暴行を受けたという話を何度も聞いた。政治犯ではなく、一般犯罪で拘束された女性たちも被害に遭っていた」と振り返った。「誰も被害女性の声に耳を傾けなかった。多くは守ってくれる人のいない貧しい女性たちだった」とも語った。

その後、マダザデさんは5年間の収監生活の中で複数の刑務所を転々とした。多くの刑務所では医療サービスがほとんどなく、治療を受けさせないこと自体が、受刑者への意図的な罰になっていたという。

マダザデさんは、自分が国家による暴力の最初の被害者ではなく、この政権が続く限り、同じことが繰り返されると訴えている。

厳しい監視が続く中でも、マダザデさんは刑務所内で見聞きしたことを密かに記録し始めた。手紙や証言を外部に持ち出し、その一部はアムネスティ・インターナショナルをはじめとする国際機関や人権団体に届いた。

マダザデさんは「釈放された日は本当につらかった。刑務所を出るということは、大切に思っていた多くの人たちを置いていくという意味だった」と話した。特に、母親がまだ刑務所にいる子どもたちと会った時が最もつらかったという。

「この問題について声を上げ続けなければならないという責任を感じた」とも語った。マダザデさんは「より良い生活を求めたのではなく、自分が見て経験したことを知らせるためにイランを離れた。今もイラン政権の実態を伝えながら生きている」と話している。

現在、マダザデさんはスイスに住み、国連をはじめとする複数の団体と協力しながら、イラン国内の人権侵害に関する認識を高める活動を行っている。

デイリー・メールがイランとの戦争に触れ、内部からの革命は可能なのか、ドナルド・トランプ米大統領による軍事介入だけが唯一の解決策なのかと尋ねると、マダザデさんは「イラン国民は苦しんでいる。誰も自分の国が苦しむことを望んでいない」と答えた。

一方で、「この数カ月、何も起きなかった。主要人物が何人か死亡したが、政権は依然として健在だ」と指摘した。

マダザデさんは「本当の変化はイラン国内、つまり国民と組織的な抵抗勢力から生まれると信じている」と述べ、米国の介入が答えではないとの考えを示した。

さらに「国際社会は、イランで繰り返される処刑や逮捕、インターネット遮断などを非難するため、より積極的に動くべきだ」と強調した。そのうえで、「国際社会は実質的な措置を取る必要がある。交渉には人権問題も含めるべきだ」と訴えた。

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