
欧州連合(EU)による中国牽制が続く中、中国の経済政策を統括する何立峰副首相がドイツの経済相と会談し、中国との協力強化を呼びかけた。一方、中国商務相はEUによる対中規制に不満を示した。
中国商務省によると、何副首相は27日、北京の人民大会堂で中国を訪問中のカテリーナ・ライヒェ独経済エネルギー相とドイツ企業関係者と会談し、両国間の経済・貿易協力の深化などについて意見を交わしたという。
何副首相は会談で「中国とドイツは互いに重要な経済・貿易パートナーだ」とし「両国の経済・貿易協力は強固な基盤を持ち、大きな潜在力と高い補完性を備えている」と評価した。
さらに「従来の協力基盤をさらに強化し、新たな分野での協力の可能性を掘り起こすことで、より高い水準で両国の経済・貿易関係の持続的かつ健全な発展を推進してほしい」と期待を示した。
これに対しライヒェ経済相は「ドイツは中国にとって信頼できる経済・貿易パートナーであり、ドイツ経済界は中国経済の見通しと革新能力を前向きに評価している」と述べ「中国との協力を引き続き深化させる」と応じたという。
同日、中国の王文涛商務相も北京でライヒェ経済相と会談し、ドイツとの協力拡大への期待を示す一方、EUによる対中規制強化に懸念を示した。
中国商務省によると、王商務相は会談で「EUが最近、保護主義色の強い一連の経済・貿易制限措置を打ち出し、中国とEU企業の協力に深刻な支障をもたらしている」と指摘したという。

EUは近年、バッテリー、電気自動車(EV)、太陽光発電などの戦略産業を対象に公共調達や補助金支給の条件として「欧州内製造」を義務付ける産業加速化法(IAA)の導入を進めている。さらに、ファーウェイなど中国通信企業を欧州各国の通信網から排除する方向でサイバーセキュリティ関連法の改正も検討しており、中国企業への規制を強化している。
王商務相はこれに対して「中国とドイツはともに製造業大国、輸出大国、貿易大国であり、経済のグローバル化の恩恵を受けてきた」と強調し「自由貿易と多国間主義を共に支持し、開放と包摂の推進者、互恵共栄の実践者、イノベーションを切り開く開拓者となるべきだ」と訴えた。
さらに「中国はドイツとの対話と協議を強化し、協力事項を増やしつつ問題事項を減らし、中国とEUの経済・貿易関係が安定的かつ長期的に発展するよう共に取り組みたい」と述べた。
これに対しライヒェ経済相は「中国はドイツにとって最大の貿易相手国であり、最も重要な海外投資先の一つだ」と指摘し「ドイツ政府は自由貿易を支持し、デカップリング(経済分断)に反対している。中国との政策対話を強化し、ルールに基づく安定的で均衡が取れ、信頼できる未来志向の独中経済・貿易関係の構築を目指す」と述べたと中国商務省は伝えた。
















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