
米紙ザ・ヒルは、ドナルド・トランプ米大統領が29日(現地時間)、連邦最高裁がコラムニストのジーン・キャロル氏が自身に対して提起した訴訟を棄却した決定に驚きを示し、戦いを続ける意向を明らかにした一方で、トランプには法的に争う手段がもはやなくなったと報じた。
トランプ大統領は「トゥルースソーシャル」に「驚くべきことに、最高裁は私が一度も会ったことのない女性が私に対して提起した『偽の事件』を『再審』することを拒否した(数十年前に夫と一緒に撮った有名人との並び写真は該当しない!)」と投稿した。
トランプ大統領は続けて「私は、ばかげた名誉毀損の主張を含め、私を標的にしたこの武器化(Weaponization)と法律戦争(Lawfare)事件に対して全力で戦い続ける」と付け加えた。
トランプ大統領の個人弁護士らは当初、下級審の評決に対して控訴する際、裁判官が陪審員に対し、トランプ大統領を別の性暴行容疑で訴えた他の2人の女性の偏った証言を聞かせることを許可したこと、さらにトランプ大統領が女性の性器をつかんだと自慢する音声を含む録音を再生することを認めるべきではなかったと主張した。
しかし、最高裁は反対意見を表明せずにトランプ大統領の上告を棄却し、下級審の判決が最終確定した。
連邦司法システムによれば、司法システム内でこれ以上の直接的な控訴手段はなく、これは評決が有効であり、判決で明示された賠償金や刑を執行しなければならないことを意味する。
最高裁の決定により、キャロル氏は名誉毀損に対する500万ドル(約8億1,400万円)の賠償金をそのまま受け取ることになる。
キャロル氏側のロベルタ・カプラン弁護士は声明で「今日の最高裁の決定はドナルド・トランプ大統領がE・ジーン・キャロル氏を性暴行し、名誉毀損したという陪審員団の全員一致の評決を最終的に確認するものだ」と述べた。声明はさらに「評決を覆そうとするトランプ大統領の複数回の控訴の試みはすべて失敗し、本日の判決が彼の責任回避の試みを終わらせた」と付け加えた。














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