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米陸軍、女性兵士にも「男性基準」の体力試験導入へ!戦闘職の維持に黄信号か?

織田昌大 アクセス  

ヘグセス国防長官の指示…「父は冒険、母は保護」という見方が反映か

戦闘職の女性兵士減少の見込み…米メディア「女性の募集・維持に支障」と指摘

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

米陸軍が戦闘部隊の女性兵士に対し、男性と同等の体力基準を要求する新たな体力検定基準を策定し、今年6月から実施することを発表した。

米陸軍は22日(現地時間)、いわゆる「性別中立」を反映した陸軍体力試験(AFT)を導入し、現行の陸軍戦闘適合試験(ACFT)に代わるものとすると発表した。

新しい体力試験は、デッドリフト、腕立て伏せ、プランク、スプリントドラッグキャリー、2マイル(約3.2km)走の5種目で構成され、従来の試験とほぼ同様だ。

大きな変更点は、戦時に激しい戦闘に従事する可能性のある21の職種の女性兵士が、男性基準を満たさなければ、その職務を継続できなくなることだ。

「 ニューヨーク・タイムズ(NYT)」によると、17~21歳の戦闘職の女性兵士の場合、デッドリフトで従来の120ポンド(約54.4kg)ではなく140ポンド(約63.5kg)を持ち上げる必要があるという。また、この年齢層の2マイル走は、従来の23分22秒ではなく22分以内に完走しなければ合格点に達しない。

米陸軍の体力試験では、5種目のうち1種目でも最低基準を満たさなければ不合格となる。2回連続で不合格となった兵士は除隊となる。

ただし、新しい体力試験で男性基準には及ばなかったが、女性基準を満たした戦闘職の女性兵士は、非戦闘職へ異動できる配慮がなされている。

米陸軍は、戦闘部隊の兵士が各種目で最低60点、5種目合計で最低350点を獲得する必要があると説明している。

戦闘支援部隊では、個別種目の最低基準は同じく60点だが、合計点の下限は300点に引き下げられる。

引用:米陸軍発表資料
引用:米陸軍発表資料

新しい基準は今年6月に発効し、現役兵士には来年1月の試験から適用される予定だ。

米陸軍の現役兵は年2回、州兵と予備役は年1回の体力試験が義務付けられている。

今回の女性兵士資格基準の強化は、ピート・ヘグセス国防長官の指示に基づいて行われた。ヘグセス長官は戦闘職の女性兵士に適用される低い体力試験基準の撤廃を命じていた。

米陸軍は、ジョー・バイデン政権下の2022年に公平性を理由に、体力検定における女性兵士の基準を引き下げていた。

州兵歩兵将校出身のヘグセス長官は、就任前から一部の戦闘部隊への女性兵士の参加に反対する立場を表明していた。彼は最近の著書で、女性兵士と男性兵士の役割は明確に区別されるべきだという見解も示している。

ヘグセス長官は「父親は私たちに危険に立ち向かうよう励ます存在であり、母親は私たちの自転車に補助輪を付けてくれる存在だ」と述べ、「私たちには母親が必要だが、軍隊では、特に戦闘部隊では必要ない」と記している。

NYTは、新しい体力試験により、危険な部隊への女性兵士の募集と維持が困難になる可能性があると指摘している。

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