
中国政府は、就任2周年を迎えた台湾の頼清徳(らい・せいとく)総統が国防力の強化と「平和的統一」の拒否を表明したことについて、「破滅の道」だとして強く批判した。台湾海峡を巡る中台間の地政学的・軍事的緊張は、一段と高まっている。
21日、聯合ニュースと中国国営の新華社通信によると、中国国防省の蒋斌報道官は前夜に声明を出し、「民進党当局がいくら多額の資金を投じ、武器を買い込んでも、蟷螂の斧であり、卵で岩を打つようなものだ」と非難した。蒋報道官は、頼総統が中台統一という大きな歴史の流れを無視したまま、依然として外部勢力に頼って独立を図ろうとする幻想に陥り、台湾の人々を危険へと追い込んでいると主張した。
とりわけ中国側は、台湾が米国製武器の購入を進めていることについて、「実現不可能な独立への執着に固執し、国民の血税を外部勢力への迎合に浪費している」と激しく批判した。そのうえで、台湾独立の試みと台湾海峡の平和は決して両立しないと強調し、中国人民解放軍は常に高度な警戒態勢を維持し、いかなる分離主義の動きも断固として挫折させるとして軍事的圧力を強めた。
これに先立ち、台湾の頼清徳総統は前日、就任2周年の演説で、台湾海峡の平和と安定に向けた「現状維持」が台湾の核心的な戦略目標であると改めて確認した。頼総統は、対等と尊厳の原則に基づき、中国と秩序ある交流を進める用意があると表明している。
一方で頼総統は、「中国が平和を装って入り込ませる統一戦線工作は断固として拒否する」と一線を画した。さらに、過去2年間続けてきた国防改革と非対称戦力の強化を継続し、自衛力の確保に取り組む考えも示した。













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