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「SNSに狩りに行くと投稿後」火を放ち、助けに来た消防士を狙い撃った…犯人は消防士を夢見た青年だった

荒巻俊 アクセス  

米・アイダホ州で消防士を狙った銃撃事件発生

アメリカ・アイダホ州の小都市コー・ダリーン(Coeur d’Alene)近郊で、消防士を狙った銃撃事件が発生し、消防士2名が死亡、1名が重傷を負った。

容疑者が意図的に放火し、待ち伏せして消防士を攻撃したことが判明し、衝撃が広がっている。

引用:CBS
引用:CBS

先月29日(現地時間)AP通信、ロイター、CNN、ニューヨークポストなどの報道によると、この日アイダホ州コー・ダリーン北部のキャンフィールド山で発生した山火事の消火活動中だった消防士らが、何者かの銃撃を受け倒れた。

管轄の地域であるクートナイ郡保安官事務所は、消防士らがこの日午後1時30分頃に山火事消火のため出動し、約30分後に銃撃の通報があったと発表した。

スラッグ弾を装填した散弾銃による狙撃で消防士2名が死亡、1名が重傷を負い病院に搬送され手術を受けた。

当局は狙撃犯を追跡するためヘリコプター2機を投入し、一時は銃撃戦も発生した。

事件から5時間後、現場付近で自殺した容疑者ウェス・ローリー(20)と銃器が発見された。

ローリー容疑者は犯行数時間前、インスタグラムのストーリーに迷彩服姿でライフルの弾倉を持った自撮り写真を投稿。この投稿には「狩りに出かける」という不吉な警告の歌詞が含まれるビョークの曲「Hunter(ハンター)」をBGMとして使用していた。

クートナイ郡保安官事務所は記者会見で、ローリー容疑者が意図的に山火事を引き起こした後、出動した消防士らを銃撃したと発表した。

ローリー容疑者はカリフォルニア州出身で、アリゾナ州在住後アイダホ州に移り、2024年の大半をここで過ごしていたことが判明した。

2015年、10歳の時に両親が離婚。CNNが入手した裁判所文書によると、離婚時に父親が母親に放火や銃撃を脅迫したとされるが、ローリーの父親はこれを否定している。

ローリー容疑者は昨年コー・ダリーンに来てから車中生活をしており、駐車問題で住民と対立。借金を抱えながら地域警察と5回ほど接触があったという。

祖父によると、ローリー容疑者は消防士を夢見ており、その夢を叶えるためアイダホに来たとされる。

ローリー家は弁護士を通じて声明を発表し、「亡くなった消防士のご家族とクールダレーン地域社会全体に心からお悔やみ申し上げます」と述べた。

さらに「この悲劇で被害を受けた方々の計り知れない喪失感は言葉では表現できません。なぜ、どのようにしてこのようなことが起きたのか理解できません」とし、「亡くなった方々、負傷された方々、そして私たち自身の喪失に心が痛みます。我が家に降りかかったこの恐ろしい悲劇を悼み、捜査に誠実に協力してまいります」と付け加えた。

引用:IAFF 7th District(左)/City of Coeur d\'Alene(右)
引用:IAFF 7th District(左)/City of Coeur d’Alene(右)

犠牲となった消防士は数十年のキャリアを持つベテラン

今回の事件でフランク・ハーウッド消防隊長(42)とジョン・モリソン消防隊長(52)が命を落とした。

ハーウッド隊長は17年のキャリアを持つ消防士で、配偶者と2人の子供がいた。モリソン隊長は1996年から28年間消防業務に従事したベテランだった。

引用:City of Coeur d\'Alene
引用:City of Coeur d’Alene

コー・ダリーン消防署のエンジニア、デイブ・ティスダル氏(47)は複数の銃創を負い、2度の手術を受けたが、依然として重体だという。

人口5万5千人の小都市コー・ダリーンでは、市民らが犠牲となった消防士らを追悼するため花とろうそくを捧げ、彼らの勇気と献身に敬意を表している。

一方、アイダホ州政府土地局は今回の事件で約26エーカー(約3万1,830坪)の森林が焼失したと発表した。

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