
オーストラリアで活動する海洋動物写真家が、野生下での遭遇が難しいハナゴンドウ(リソドルフィン)とマダライルカを、同日に撮影した。
オーストラリア「ABCニュース」によると、野生海洋動物写真家のジョディ・ロウ氏は1月、海鳥観察ツアーに参加中、ニューサウスウェールズ州ポートマッコーリー沖でハナゴンドウの群れを偶然発見し、撮影したという。
ハナゴンドウ(Risso’s dolphin、学名 Grampus griseus)は寒冷海域から温帯海域にかけて生息するが、環境破壊や無秩序な捕獲により個体数は減少し、野生での観察は容易ではない。
最大水深600メートルに生息する深海性の種で、人との接触は少ないとされるが、当日、ロウ氏は通常より沖合の深い海域まで進出し、撮影に成功したと伝えた。

一方、ハナゴンドウは全身に白い傷跡が多い外見が特徴だ。個体間のコミュニケーションや序列形成の過程で歯による接触が生じ、主食とするイカやタコなどの頭足類の捕食時にも傷を負う。負傷部位ではメラニン色素が恒久的に失われるため、他のイルカ類に比べて白い傷跡が目立つ。
ロウ氏は、ハナゴンドウについて「他のイルカ類より体格が大きく、頭部は丸みを帯び、くちばしはない。体長は最大約4メートル、体重は最大約500キログラムに達する」と述べ、「濃い灰色の皮膚には、加齢とともに増え、白くなる斑点が見られる」と説明した。

同日、同氏はハナゴンドウの群れの近くでマダライルカも発見した。体長は約2.6メートルで、体重は最大約120キログラムに達する比較的小型の種だ。全身に白と黒の斑点があり、加齢とともに斑点は増え、色は濃くなる。
マッコーリー大学の野生動物科学者、ヴァネッサ・ピロッタ氏は、「ポートマッコーリーの海岸で撮影された高品質の写真は珍しい」とし、「目撃情報は、当該種に関する科学的知見の蓄積に役立つ」と評価した。













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